TVの「主任警部モースシリーズ」の続編、「Lewis」シリーズのシリーズ2、第2話『Music To Die For』が、ブラッドリー・ジェームズのTVドラマデビュー作品です。
「Lewis」はUKでシャーロック・ホームズを抜いて「英国人気ナンバー1探偵」となったモース警部の部下だったルイス刑事(警部に昇進)の物語。モースシリーズの続編として放映したところ人気が出て、シリーズ3までDVD-BOXが発売されています。舞台となるのは、引き続き大学町オックスフォード。
第2話『Music To Die For』でブラッドリーが演じるのは、Jack Roth(ジャック・ロス)。
【粗筋】
※ザッとしか見ていないので、細かいところが間違っていたり前後しているところがあります。ご了承の上でお読みください。
オックスフォード大学で教鞭をとるR.G. Coleが絞殺死体で発見された。彼は違法ボクシング試合を見た後ヘンジー・クリールが経営するパブに寄ったが、酔っ払っているとマネージャーに追い出され、戸口で用心棒と一悶着起こしていた。絞殺に使われたのは、ボクシング選手が使う黒いバンテージ。R.Gは冷戦時代にドイツから英国へ逃げてきたリチャード・ヘルムと暮らしており、ルイス警部は当初リチャードを疑うが彼には動機がなかった。
ジャック・ロスとマイロ・ハーディはオックスフォード大学のボクシング部に所属し、マイロの恋人サラ・クリールはジャックにも惹かれていた。ジャックへの気持ちを隠せないサラと、同じくサラを想うジャック。そんな2人に気づいたマイロは、遂にジャックに決闘を申し込む。
R.G絞殺の凶器から、ジャック・ロスのDNAが検出される。彼は違法ボクシング試合に出ており、パブの用心棒がこの賭け試合に関係していた。事件を追う中、ルイス警部はR.G.の同居人リチャード・ヘルムの父親がドイツでStasi(シュタージ:東ドイツ(ドイツ民主共和国)の秘密警察・諜報機関である国家保安省)により逮捕投獄され、命を落としていたことを知る。
恋人サラの家でリチャード・ヘルムに関する何かを見つけたマイロ・ハーディはジャック・ロスとの決闘に行かず、ベルリンに足を運んでいた。しかしその後、マイロは飛び降り死体で発見される。フラットから飛び降りたようにも見えるが、彼の遺体には発見場所にはない土-薔薇に使われる-が付着していた。自殺とも他殺とも断言できず、謎ばかりが増えていく事件にルイスも部下のハサウェーも頭を抱える。ルイスはチャリティを主催するアン・クリールと親しくなり、上司とハサウェーに小言を言われてしまう。
マイロが遺体で発見された夜、サラとジャックの姿がその付近で目撃されており、ジャック・ロスは殺人事件の容疑者として警察に連行される。R.G.殺害凶器のバンテージに残っていたDNA、マイロ不審死での目撃証言。状況証拠が揃い、ジャックは窮地に追い込まれるが、彼は断じて殺人を行っていないと主張する。ボクシング部のロッカーは厳格に個人別となっているわけではなく、鍵の置き場所さえ知っていれば誰でもロッカーを開けることが出来るという。ボクシング部の顧問から提出されたリストにある全員に話を聞いたというルイスに、ジャックはリストを見せてくれるように頼み、結果、リストから1人が消されていることが発覚する。
ボクシング部のリストから消えていたのは、顧問の息子だった。顧問の息子は過去に暴力事件を起こした前科があり、また彼の部屋からジャック・ロスのロッカーの鍵が見つかる。息子はまた、ヘンジー・クリールの経営するパブの用心棒でもあった。
この事件が、実はドイツから冷戦時代に逃げ出してきたリチャード・ヘルムと、投獄死した彼の父とStasiに関係していることに気づいたルイス警部は、部下のハサウェー刑事をベルリンへ行かせる。ターゲットはR.G.ではなく、きっとリチャードだったのだ。
リチャードと彼の母ヴァリはあまり良好な関係になかった。ヴァリは夫の密告者がリチャードではないかと疑っていたのだ。また、ヴァリはかつてルイスの先輩、モース警部とも親しい仲にあった。
パズルのピースが揃うにつれて、事件の全貌が少しずつ明らかになりそうだった。Stasiによって投獄され死亡したリチャードの父。マイロがサラの家で見つけた、リチャード・ヘルムに関係する何かの・・・恐らくStasiの正体に関する・・・情報。マイロはきっと、Stasiの正体に気づいたために消されたと思われる。
ルイスは、マイロの遺体についていた土は、クリール家の庭のものであることに気がついた。彼女はサラをジャックに取られたマイロが絶望のあまりベランダから飛び降り、母親を心配させないために車で遺体を移動させたと認めた。裏庭にくっきりと残っていたタイヤ痕はヘンジー・クリールの車のものと判明する。
ヴァリ・ヘルムは息子リチャードに彼をStasiと疑ったことを詫び、親子関係は少し改善を見せる。リチャードがR.G.とよくボートで下った川にいると、アン・クリールがやってきてR.G.の思い出話に花が咲いた。そのまま、ボートに乗り込んで川を下る2人。そのうち水門に行き当たり、リチャードとアンは水門を開けることにした。手間取るアンに代わり、リチャードがレンチを回していると、突然アンが持っていたレンチでリチャードの頭を殴りつける。リチャードは倒れこみ、同時にバランスを崩したアンは水路に落ちてしまった。ちょうど川べりを歩いていたヴァリ・ヘルムは溺れているアンを見つけるが、ただ無言で彼女が沈んでいくのを見送り、倒れているリチャードに気づいて助け起こした。
そこへ、Stasiの正体に気づいたルイスとハサウェーが走りこんでくるが、アンは遺体で川から引き上げられた。リチャードの父を密告し殺したStasiは、アン・クリールだったのだ。
サラはマイロは自分でベランダから飛び降りたと主張し続けるが、同席していたジャック・ロスが本当のことを話すように諭し、目の前で飛び降りたわけでないことを認める。アンの部屋で彼女がStasiであることと結びつく手紙を見つけたマイロは、アンとヘンジーにベランダから突き落とされたのだ。母アンが、娘の自分にも嘘をついていたことを知り、サラは愕然とするのだった。
ブラッドリーのジャック・ロスは、この作品を収録しているDVDのピクチャーディスクにも載っています。新人デビュー作の割には、割と存在感のある役で、全編を通して登場率はそこそこ高いです。
ボクシングの試合で眉を切って血だらけになっている姿。大学の晩餐会で正装している姿。パーカーで自転車に乗っている、大学生らしき姿などなど、等身大の現代キャラがずーっと見られてブラッドリー・ファンには目の保養度抜群♪ ボクシングですので、もちろん半裸率も高く(笑)
友達の彼女ということで逡巡もあるのですが、避けられていたマイロに声をかけた途端、自転車に乗ったままこかされ、決闘を申し込まれ・・・なんとか修復しようとしつつも最後には“I'll bury you. You know I can do that.”と決闘を受けるのです。“Last man standing”の決闘。なかなか古風な決着の付け方で(笑)
最終的にはタナボタ式にサラを手に入れられたことになるんでしょうかね。サラに夢中とはいえ、彼女が真実を曲げることを受け入れはせず、きちんと正しい方向に導こうとするあたりも好感度大。
ルイス警部がいるのはオックスフォード警察。もちろんオックスフォード大学もバンバン出てきます。ハリー・ポッターでもお馴染みの美しい建物の数々。
マイロが飛行機でベルリンに行ったことを知ったルイス警部は、「飛行機で?高い方法で行ったんだな。バスでも行けるのに」とかなんとか呟きます。オックスフォードから一度フランスあたりに出て、そこからバスでベルリンへ行けるんでしょうかね。さすが地続き欧州。
冷戦時代の東ドイツの話だとか、Stasiの話だとか、ヨーロッパでは割と身近なネタなんだなぁ・・・とそのあたりにトンと無知な者は思ったのでした(^^;秘密警察っていかにも胡散臭くサスペンス要素を目いっぱい含んでますよね~。
タイトルのMusicは、劇中に散々出てくるヴァーグナーに絡んでるのかもしれません。粗筋にうまく絡められなかったのは管理人の力不足です・・・涙。今度じっくり一時停止しながら見たらもう少し理解できるのかも。(とりあえずブラッドリー目当てだったので取りこぼしながらさくっと再生するだけに・・・)
1時間30分の長さと、なんとなく複雑なので少々見るのに体力を使うかもしれませんが、ブラッドリーを見るだけでも楽しめると思います(^^)
ブラッドリー・ジェームズファンにとってもお勧めの作品でした!
PALなのでPCで再生するかPAL/NTSC対応のDVDプレーヤーが必要です。個人輸入は自己責任にてお願いします。